アパートの壁に空いてしまった穴の修理代、どれくらいかかるか不安で悩んでいる方もいることでしょう。
小さいお子さんがいたり、家具を間違ってぶつけてしまったりして壁に穴を空けてしまった経験がある方も多いと思われます。
この空いてしまった穴、修理するならいくらくらいかかるのでしょうか?もしかして自分で直せる?えっ?保険もつかえるの??
今回はそんなアパートの壁に空いてしまった穴の修理に関して紹介します。
目次
アパートの壁の穴 修理代|退去する時の修理代は支払う?
賃貸アパートを退去する際、借主には原状回復してから退去する義務があります。
もちろんここでいう原状回復とは入居時と全く同じ状態にしなさい、という事ではありません。
普通に生活していてどうしても避けられない汚れやキズ、痛みに関しては免除されます。
ただし入居者が故意に壁に開けてしまった穴に関してはもちろん免除の対象外です。
時計やインテリアを飾るために空けてしまった穴は基本的に直す必要がありますし、(実際は小さな穴であればそれほど問題にならないことも多い)家具をぶつけてしまって壁に空いてしまった穴は、いくら故意ではなかったといっても元通りに直す義務があるのです。
アパートの壁の穴 修理代|修理代の目安は?
それではアパートの壁に空いてしまった穴を修理する場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
もちろん壁に空いた穴の大きさや場所、壁の材質の種類、修理を依頼する業者によって変わるため一概にはなんとも言えませんが、だいたいの不注意で壁に空けてしまう穴の修理の目安としては15,000円~40,000円といったところが相場といわれています。
さらに穴の大きさ別の大まかな費用を紹介します。
- 10㎝×10㎝石膏ボード:10,000円~15,000円
- 20㎝×20㎝石膏ボード:20,000円~40,000円
多くの修理業者は見積もりを無料でとることができますから、修理を依頼する前に見積もり依頼をしましょう。
アパートの壁の穴 修理代|修理代はどうやって払うの?
アパートを退去するまでに壁に空いた穴を修理すれば退去時には費用がかかりませんが、もし直さずに退去した場合その修理費用はどんな形で請求されるのでしょうか?
アパートを退去する時は管理会社や大家さんと一緒に現状を確認します。
この時に穴が見つかると修理費用を請求されることになるのです。
アパートに入居する際は先に家賃の1~2ヶ月分を敷金として支払っていることが一般的ですから、穴が空いた壁の修理費用はそこから賄われます。
敷金のなかで修理費用が収まればそれ以上請求されることはありませんが、もし敷金以上の修理費用が掛かってしまった場合、あとから別途請求されることになるのです。
アパートの壁の穴 修理代|修理代はDIYで節約しよう
壁に空いてしまった穴は業者に頼んで直してもらうのが一般的ですが、小さな穴であればホームセンターやインターネット通販サイトに売っているグッズでも十分に直すことができます。
必要なのは穴を防ぐ網テープ、石膏またはパテ、壁紙剤、ローラーそして“根気”だけです。
壁の穴の補修は業者に依頼すると数万円程度必要になりますが、自分でやれば二、三千円程度で十分におつりがきます。
もちろん穴のサイズによって素人が直すには限界がありますが、数千円の出費で済むのであればダメ元でチャレンジしてみてもいいでしょう。
ネジやクギで空いてしまった小さな穴であればパテで埋めてあげるだけで格段に目立たなくなります。
もしかして退去時に請求されるかもしれない、ということを考えるとサッサと直してしまったほうが精神的にもいいかもしれません。
アパートの壁の穴 修理代|保険が使える!
アパートの賃貸契約を結ぶ際にはほぼ強制的に火災保険への加入を求められます。
もちろん火災保険はアパートで火事が起こってしまったときのために加入する保険というイメージしかありませんが、実は保険の種類によっては壁に空いてしまった穴の修理代として使えることもあるのです!
これはほとんどの人が知らない事であり、もちろん保険会社が積極的にアナウンスすることもありません。
もちろん故意に空けてしまった穴に対しては対象外となりますし、免責金額の支払いが必要になることもあります。
でもせっかく火災保険に加入しているのだったら一度規約を確認してみることをお勧めします。
アパートの壁の穴 修理代|修理代は上手に節約しよう
アパートの壁に穴を空けてしまった場合、入居者はその穴を修理する義務があります。
修理を頼むとなると数万円単位で余計な出費がかかる、とショックを受けてしまう事でしょう。
でもちょっと待ってください!加入している火災保険によっては壁に空いてしまった穴の修理代金が保証される場合もあるのです。
もし保険が使えなかったとしても自分で直せばそれほど費用はかかりません。
諦める前にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?