アパートを別荘代わりにすることを考えたことはありませんか。
別荘というと、風光明媚な景色の中に建てられていて、そのような環境の中で静養したり楽しんだりすることを思い浮かべます。
しかし、別荘はとかく贅沢というイメージがあり、もっとも気になるのは購入や維持にかかる費用ではないでしょうか。
そこで、手軽に別荘生活を満喫したいのであれば、購入ではなく賃貸というのもひとつの選択肢です。
目次
アパートを別荘代わりにするための物件の選び方
賃貸での別荘生活を実現するためには、一般的なアパートなどと同様、暮らし方、あるいは過ごし方を明確にすることから始めます。
このとき重要なのは、海か山か、暖かいか涼しいかといったこと以上に交通の利便性も考慮しておかなくてはなりません。
これは一般的な別荘地は交通面での利便性が低い場所が少なくないからです。
また、別荘とする賃貸物件を探すのが初めてならば、最初は賃貸料の安めの物件を探すのがおすすめです。
別荘として物件を賃貸するとなると、最低でも1ヵ月に4~5万円の経費が必要です。
その上で、その物件が自分のライフスタイルと合うのかを見極めなければなりません。
このとき、物件選びを失敗してしまった場合を考慮して、生活費を圧迫しないためにも、最初はできるだけ費用を抑えておきましょう。
アパートを別荘代わりにする利用頻度を考える
賃貸物件を別荘として利用する場合、利用頻度も重要です。
ほぼ毎週のように高い頻度で利用するのであれば、賃貸契約をしてもよいでしょう。
一方で、気が向いたときや、オンシーズンしか利用しないのであれば、賃貸ではなく、ホテルなどの宿泊施設を代用するほうが割安です。
また、ほかにも、マンスリーマンションやレンタルスペースといった短期間の利用が可能なサービスもあります。
別荘は目的に合っていれば便利で気分転換にもなりますが、選択を誤ると出費だけがかさむことになりかねません。
アパートを別荘代わりとする賃貸物件のメリット
別荘を購入する場合には多額の資金が必要になります。
たとえゆとりのある生活を送っていてもリスクは少なくないものです。
たとえば別荘地の土地は資産には違いありませんが、すぐに買い手が見つかるような土地は一部の一等地に限られます。
それ以外の土地は需要が少なく売却に苦慮することが少なくありません。
その点、賃貸であれば必要なときだけ契約し、もしその土地が自分に合わないのなら、契約を終了することもできます。
また、観光ではなく、その土地の良さを実感するためには長期滞在が必要ですが、ホテルなどでのように宿泊費がかさむ心配もありません。
アパートを別荘代わりとする賃貸物件のデメリット
賃貸の場合、借り物であるということがすなわちデメリットです。
そもそも自ら所有していないものを別荘と呼ぶのには抵抗を感じることもあるかもしれません。
別荘を持つということは一種のこだわりであり、所有していることが重要で、そういった点では別荘の醍醐味は味わえないともいえます。
アパートを別荘代わりとする賃貸物件の注意点
賃貸物件を別荘として利用する場合、別荘としての利用を想定していない物件では、長期間使用しないことで契約違反となる可能性もあります。
一般的に長期に渡って使用しないことで契約違反になるのではありませんが、長期間使用しない場合の規定が契約書に盛り込まれていることは少なくありません。
このため、賃貸物件を別荘として利用する場合には、事前に貸主ときちんと話し合いをしておくことが大切です。
別荘は購入を考えた場合、そのゆとりができるのを待っていたのでは実現するまでに生活の拠点や家族構成も変わってしまう可能性があります。
また、自己資金のみで一括購入すべきと考えてしまうと、諦めざるを得なくなくなることも少ないででしょう。
そんなとき、注意点さえ抑えておけば、資金面で負担の少ない賃貸物件を別荘として利用するのもひとつの有効な手段といえます。