マンション12階の高さや住み心地について解説をします。
マンションの高層階に住む、という事は多くの人にとって憧れの生活です。
しかし実際、その住み心地はどうなのでしょうか?今回は高層階の中でも比較的身近であるマンション12階の住み心地について、メリット・デメリットを含めて色々な視点からまとめてみました。
目次
マンション12階の高さや住み心地|高さってどのくらい?
マンションの12階、と一言でいうものの、それっていったいどのくらいの高さなのでしょうか?一般的なマンションの1フロアの高さは約3メートル程度といわれています。
12階となると3メートル×12階分ですからだいたい36~40メートルといったところです。
日本で活躍している中で最大級のハシゴ車には約40メートルのハシゴがついていますが、そのハシゴは一般的なマンションの12階まで届くと言われています。
地上40メートルともなるとなかなかの高さです。
フロアからの眺めは非常によく、その開放感は格別なものがあるでしょう。
マンション12階の高さや住み心地|人気ってどう?
マンション12階ともなるとやはり人はハイソで贅沢な生活をイメージするようです。
事実、マンションは同じ物件、同じ間取りであれば上に行けば行くほど値段が上がっています。
もちろん物件にもよりますが、分譲マンションであれば1フロア上がる毎に30万円~100万円程度価格が上昇するところもあるので、12階ともなると低層階よりそれなりに販売価格も高額になります。
また分譲マンションは販売価格に比例して管理費や修繕積立金が上がっていきますので、販売価格が高いという事は維持費もそれなりに高くなります。
それでも、「日当たりが良い」、「景色が良い」、「プライバシーが保たれる」といったような理由で高層階は安定の人気です。
マンション12階の高さや住み心地|防犯や虫はどう?
マンション12階というとまず思い浮かぶのが防犯面の安全性でしょう。
確かにマンション12階ともなると、窓から侵入するのも命がけですから、低層階よりも侵入は困難で安全であると言えます。
しかし上階から雨どいを伝って降りてきたり、隣の部屋からベランダ伝いに入ってくる可能性はゼロではありません。
それほど神経質になる必要はありませんが、出かける時はできるだけ戸締りをしっかりするようにしたほうがよいでしょう。
またマンション12階の高さになると飛んでくる虫もゼロではありませんが、格段に減ります。
特に夜網戸にたくさんやってくる小さい羽根虫はほとんど飛んできません。
蚊やハエはエレベーターに乗ってやってくることがあるためゼロではありませんが、低層階に比べると圧倒的にすくないでしょう。
毛虫やムカデなどの害虫はほとんどいません。
マンション12階の高さや住み心地|メリットとは?
マンション12階に住むメリットは何と言ってもその景色の良さでしょう。
近くに高い建物さえなければ遠く離れたところまでずっと見渡すことができます。
夜景は綺麗ですし、夏になれば各地で開催される花火大会があれば自宅の窓からゆっくりと見ることができます。
また騒音の少なさもメリットとして挙げることもできるでしょう。
地上とは40メートル程度離れていますから、外にいる人の話声はもちろんのこと、自動車の走行音もほとんど聞こえません。
外から覗かれる心配もないので、気候の良い日であれば窓を全開にして自然の風を堪能することができます。
マンション12階の高さや住み心地|デメリット
マンション12階に住むデメリットは、低層階ほど気軽に外出できないことでしょう。
マンション12階ともなるとマンションから外に出る事すら時間がかかります。
そして生活にはエレベーターが欠かせません。
12階建てのマンションともなると総戸数もたくさんあるでしょうから、仕事や学校に出かける時間ともなるとエレベーター待ちの時間があります。
もし下に降りた後、忘れ物に気が付いた場合、再度取りに行くのは非常に面倒くささを感じることでしょう。
またエレベーターは2ヶ月から3ヶ月に一回ほどメンテナンスで長い時間使えなくなることがありますが、ついうっかり忘れていて外から帰ってきた時は本当に最悪です。
これも運動と思って階段を利用して昇り降りできるようになればそれほど大きなデメリットとは言えないかもしれません。
マンション12階の高さや住み心地|まとめ
どんな物件でもそうですが、どこに住むか、どのフロアに住むかに関しても必ずメリットとデメリットがあります。
自分の生活スタイルをよく見つめ、自分にあった環境に住むことがなにより大切でしょう。
しかし、マンションの高層階からの眺めは非常に素敵ですし、静かで落ち着いた環境で生活すれば毎日贅沢で豊かな気分になるのでおすすめです。