不動産投資の収益計算を、エクセルで上手く活用する方法を文章にて説明していきます。
最初に収益計算が必要となる理由、次にエクセル表の作り方などを説明して、最後の方で有益な情報が得られる書籍の話を載せてみました。
不動産投資の経験が浅い方だけでなく、オーナーとして活躍している人達にも満足できると思います。
目次
不動産投資の収益計算をエクセルで|収益計算が必要な理由1
実は不動産投資における収益は、赤字だとしても黒字だった場合でも税務署に申告しないといけないです。
国民の義務とも言えるので、欠かさずに実行する必要があります。
しかも収益の内容は、賃貸料収入や支払利息など結構細かくなるので、データとして残しておかないと後で面倒なことになります。
例えばマンション投資を行った人が、収益計算を実施しせずに放置したとします。
マンションの住人達から高額な賃貸料収入を得られるので、最初は大喜びすることでしょう。
ですが、場合によっては税務署から、税金を支払っていないと書かれた葉書が届くことがあります。
恐らく、いくら儲けているのか分からないことから、支払う税金が分からないと感じるはずです。
なお、赤字だった場合は、税務署に行って申告すれば税金の還付金を受けられます。
行わないと損になるのは言うまでもありません。
こうした事態が発生してしまうので、エクセルで収益計算をしておいた方が得策と言えます。
エクセルなら1月から12月、初年度や2年後と横に並べて表示させられるので、分かりやすいからです。
不動産投資の収益計算をエクセルで|収益計算が必要な理由2
不動産投資で得られる賃貸料収入は、家賃と人数が固定されているなら計算するのはそれほど難しくありません。
仮に毎月4万円の家賃でお客が20人いるとすると、1年で960万の収入が見込めると頭で簡単に計算できます。
ですが、負債に該当するデータの方は、必要経費や借入利率などがあるため非常に細かい計算が必須となります。
管理人を雇っているなら、更に人件費も考慮に入れないといけないです。
そうすると一気に複雑化することから、人間の脳では計算するのが難しい状態に変化します。
そして計算が面倒だと思って放置してしまうと、赤字が継続するきっかけとなる場合もあります。
余分な費用がどこで発生しているのかが分からないため、改善しようがないからです。
収益計算をするようにしておけば不要な経費の情報も入手できるので、無駄を省くように努力をしていくことで改善につながります。
不動産投資の収益計算をエクセルで|収益計算でエクセルをお勧めする理由
エクセルには最初から色々なテンプレートが用意されているので、書式を作るのが苦手な人にでも簡単に扱えるようになっています。
難しいと思われがちなデータの作成を、簡単に作れてしまうのがお勧めする理由です。
このシステムを前もって知っていると、時間がかかりそうな枠作りを数分程度で済ませることが出来ます。
時間の節約になるだけでなく、効率的な仕事をするきっかけにもつながるので一石二鳥と言えるでしょう。
一から自分で枠作りをする際は、マウスである程度なら組み立てることが出来ます。
手慣れている人なら片手で作れるので、それほど難しくないです。
枠が作れたら、後は収益計算に関する名前や数字を入れていくだけなので簡単です。
エクセルで完成した収益計算表は、非常に見やすくて分かりやすいという特徴を持ちます。
それにプリンターを使えば印刷も出来るのも魅力的な部分です。
不動産投資の収益計算をエクセルで|エクセルによる収益表の作り方
エクセルのファイルの所を押し、左の新規をクリックすると色々なテンプレートが表示されます。
その中から財務管理を選ぶと出てくる、支出推移予算か損益計算書、小型の経費シート辺りを使うと便利です。
どれかをインストールしたら、経費の所を賃貸料収入や減価償却費、その他費用などに書き換えて数字を入力していくと作成するのが早く終わります。
一から自分で枠を作りたい場合は、最初に開かれたページのAと1の所へマウスを持って行き、左クリックしたまま右下へと移動させます。
Aの2から6にかけて収入や経費の名前に書く場合は、Mの6まで移動すると最適です。
移動を終えたら右クリックをして上に出ている罫線を押し、そこで格子を選択すれば枠作りがほぼ終わります。
外枠を太くさせたいなら、太い外枠を選ぶと望み通りになります。
後はBからMまで年月日を入力し、A2から6にかけて収入や経費の名前などを書けば作業終了です。
アルファベットの間の幅を弄れば、文字の入力できる量を調節可能です。
文字を大きくさせたい時は、数字の高さを伸ばすと良いです。
不動産投資の収益計算をエクセルで|参考書籍の情報
不動産投資 1年目の教科書: これから始める人が必ず知りたい80の疑問と答え
儲けるためのポイント、投資1年目にありがちな話などが本の中に沢山詰められています。
入門という言葉が似合うほど分かりやすく書かれているので、投資初心者や初級者の方達にお勧めです。
Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて
不動産投資における儲けの話から銀行から受けられる融資、そして支払うべき税金について綺麗にまとめてある本です。
本の難易度は初級者から中級者向けとなっており、基本は全て終えたと感じている人にうってつけと言えます。
実際に投資を行っている方なら、おまけでついているエクセルシートの存在が一番有り難いと感じるかも知れません。
どちらの書籍も本屋かネット通販サイトなどで購入できます。
すぐに購入を希望したいなら、ネット通販サイトの方が手っ取り早いです。
不動産投資の収益計算はエクセルで行うと簡単
不動産投資の収益計算は自力でするのは面倒ですが、エクセルを使えば簡単に出来てしまうので不安に感じる必要はないです。
それにエクセルでありがちな面倒な書式作成も、テンプレートから貰ってくれば対処できるため安心してください。
仮に自力による書式作成を選択したとしても、マウスによる簡単操作で作れるので問題ないですね。
書式が出来たら後は定期的に数字を入力していくだけとなります。
作業するのを習慣化しておけば大丈夫なので、頑張ってみましょう。