アパートのオーナーチェンジの安い理由

アパートのオーナーチェンジ物件が比較的安い理由とは、いったい何でしょうか？オーナーチェンジ物件は安いため不動産投資で手を出しやすいですが、どうして安いのかの理由はしっかり知っておいたほうが良いでしょう。

そこで、アパートのオーナーチェンジ物件について分析してみます。

アパートのオーナーチェンジ物件が安い理由は入居者に居住権があるから

アパートを購入して自分のために使おうと思っても、満室なら使うことはできませんよね。

すでに入居者がいるアパートですので、入居者は居住権を持っています。

ここがオーナーチェンジ物件ならではの特徴で、すぐに所有者が使えない分安く設定されているのです。

不動産投資するほどの資金があるならアパートに本格的に住むつもりはないにしても、自分のために1部屋ぐらいあっても良いと考えたくなりますよね。

しかしアパートのオーナーチェンジ物件では、基本的にそれができません。

満室なら入居者を退去させることは通常できないです。

そこが安い理由になっています。

アパートのオーナーチェンジ物件が安い理由は部屋の内見ができないから

アパートのオーナーチェンジ物件は、基本的に部屋の内見ができません。

入居者の部屋を、見せてもらうわけにはいきませんよね。

ですからどのような部屋の状態になっているのか、正確に把握することができないのです。

空き室があればその部屋を見ることはできるでしょうが、それでも他の使われている部屋はどうなっているかわからないです。

設備や間取りについては、もちろん書類等で確認することができます。

しかし、それ以外の現状については伝え聞いたりするより他ありません。

新規の物件と比べその点で不確定要素が強いので、その分アパートのオーナーチェンジ物件は安くなっているのです。

アパートのオーナーチェンジ物件が選ばれる理由とは

アパートのオーナーチェンジ物件には、もちろんメリットもあります。

そのメリットとして大きいのは、入居者から賃料をすぐに受け取れる点です。

新規の物件ではまず入居者の募集から始めなければいけないですが、アパートのオーナーチェンジ物件ならその手間を省けます。

手に入れてすぐに賃料を受け取れるのですから、そこは間違いなくありがたい点ですよね。

また賃料が確定して周辺相場との兼ね合いを考えなくて良いという点も、オーナーチェンジ物件ならではの良さです。

賃料が決まっているため投資プランを立てやすいですから、その点は他の物件と比較して運用しやすいですよね。

アパートのオーナーチェンジ物件が選ばれにくい理由とは

アパートのオーナーチェンジ物件が避けられる理由があるとすれば、それはどんな点でしょうか？まず知っておきたいのが、入居者がどういう人なのか把握しにくい点です。

家賃滞納があったり、住民同士でトラブルがあったりすれば、投資を行っていくうえで看過できないですよね。

そのような物件ではお世辞にも優良物件とはいえないですから、不動産投資をするのに及び腰なってしまう人もいておかしくないでしょう。

また、たとえその時満室でも、その後どうなるかはわからないところも選ばれにくい理由です。

タイミング悪く同時期に退去者続出ということもありえますし、最初から手がけていない分予測しにくい面があります。

その点が選ばれにくい理由として考えられます。

アパートのオーナーチェンジ物件が売り出される理由が重要

どのような理由でアパートのオーナーチェンジ物件が売り出されるのか、その理由をできるだけ突き止めておかないといけません。

単にオーナー自身の都合で売り出されるならそれほど気にしなくて良いですが、アパートの問題や住民の問題によってオーナーが売りに出している場合は要注意です。

格安物件だと思ってよく考えずに飛びついたら投資に向いていないアパートだった、というのでは困りますよね。

どのような理由によって前オーナーがアパートを売りに出しているのか、その点はよく調べておいたほうが無難です。

その裏付けをすることで、物件に対しての信頼度が決まります。

アパートのオーナーチェンジ物件が安い理由をしっかり把握しておくべし

物件が安いということは、何かしらの理由が隠れています。

アパートのオーナーチェンジ物件は他と比べて安いことが多いですが、だからといって考えなしに飛びつくのは決して賢い判断とはいえません。

どうして安いのかその理由を探っていき、心から納得できる物件であれば買うに値するでしょう。

よく精査することで、優良物件かそうでない物件かがわかります。