北西向きのマンションは風水的にはどのような評価になるのでしょうか。
縁起をかつぐ人にとってマンションの方角は風水に影響する重要なポイントです。
どんなに良い条件のマンションでも風水的によくないという理由で購入を見合わせるケースは多く、風水にこだわって建設されるマンションは少なくありません。
目次
北西向きマンションの人気に影響する風水とは
風水とは、古代中国に起源を持つ占いの一種です。
風水が他の戦術と大きく異なるのが運勢を人間の力でコントロールすることを重視している点にあります。
風水の基本的な考え方として、運勢は地理や方位によって決まるとされています。
幸運を招く方角や不幸になりやすい方角など包囲により運勢が決まるため、建物の建築や都市開発などではあらかじめ風水の考え方を取り入れておくことで運勢的に強い家や年が成立すると考えられています。
風水の人気は根強く、特に香港やマカオでは近代的な建物にも風水が取り入れられています。
高層建築に機能背的にもデザイン的いも不要な構造が取りれられている場合、多くは風水による幸運確保が目的です。
日本でも住宅やマンション購入に風水を用いる人は多く、北西や北東など向きの良し悪しや間取りの配置で幸運を招くような物件が人気です。
北西向きマンションを風水的観点から見る価値
住宅の向きを見るときは日当たりを左右する窓の位置を基準にします。
北西向きのマンションというのは北側と西側に大きな窓がある物件です。
風水において北西というのは財産や金運を表します。
金運は西から入り北に抜けるとされているため、北西向きのマンションは風水的に見ると金運に強く影響が現れる物件ということになります。
金運に影響が現れると言っても必ずしもいいことばかりではありません。
西側の窓は金運の入口になリますが、北側の窓は金運の出口になってしまいます。
北西に大きな窓がある物件は入ってくるお金も大きいが出て行くお金も多いお金の出入りが激しい状態を招くと考えられます。
金銭面の停滞は起こりにくいですが、必ず下貯金が貯まるとは限りません。
北西向きマンションを風水的に改善する
お金の出入りが激しくなるとされる北西向きマンションですが、ちょっとした工夫で運勢を風水的に改善することができます。
西側に面した窓は住宅に金運を招き入れる入り口として機能しているのでそのままで構いません。
改善すべきは金運が出て行く北側です。
住宅にやってきた金運を逃さないよう北側にはお金を貯めるのに使う道具類を置きましょう。
貯金箱や通帳、金庫など貯蓄や資産形成に関連するモノを家の北側においておくと西側から入ってきた金運を外に逃さず室内にとどめてくれます。
家に残った金運は北側の貯金箱や通帳に幸福をもたらすと考えられ、お金がたまりやすい家になるとされています。
反対に西側の窓をふさいで北側の窓が開放されていると、金運がやってこないのにお金が出て行くばかりの風水的に貧しさを招く家になってしまうので注意が必要です。
日当たりの悪い北西向きマンションは風水的に運気が下がりやすい
風水で住宅を見るときに強く影響するのが日当たりです。
外からの光がタップリと入る明るい部屋は風水的に活気や活力を生み出す部屋とされています。
反対に北西向きで太陽の光が室内に届きにくい部屋は運気を下げる陰気な部屋とみなされてしまいます。
北西向きマンションの風水的価値を高めるには室内を十分明るくする必要があります。
特に北側に風呂や台所などの水回り設備があると日当たりの悪さがカビを生やす原因になりかねず、さらに運気を下げる悪循環が発生します。
室内を明るくししっかりと風を通すのは日当たりの悪い北西向きマンションの運気を上げる基本です。
陰の気が停滞しないよう生命力の象徴として観葉植物を部屋に置くのも効果的です。
きれいなベランダが北西向きマンションを風水的に強くする
住宅の汚れは風水的に見ると陰の気を招く原因とされています。
北西向きのベランダが汚れていたりものが散らかっていたりするとせっかく家に招かれた幸運を運ぶ運気が汚されてしまい運勢を悪い方向に導く陰の木となって室内に入り込んでしまいます。
マンションにおけるベランダというのは運気の通り道にある門のような役割を果たします。
門がきちんと機能していなければ陰の気をはねつけられないだけでなく幸運までもが不運に変わって住宅を風水的に汚染してしまいます。
北西向きマンションに住むならばベランダは常にキレイにしておきましょう。
ベランダがキレイであるほど幸運を招きやすく、多少の陰の気では揺るがない風水的に強い家を実現します。
北西向きマンションを風水的価値観だけで判断すべきではない
北西向きマンションは風水的に弱いとされていますが、だからといって価値がないと判断するのは早計です。
家具の配置やベランダの管理などで風水の弱さは十分カバーできますし、日当たりや風通しといった物理的な弱点も克服可能です。
マンション選びのポイントとして風水を参考にするのは構いませんが、風水的価値観のみでマンションの価値を判断すると物件のもつ本当の魅力を見失ってしまいます。
欠点ばかりを見るのではなく、よりよい住まいを実現する手段として風水を活用することがよりよいマンション選びにつながります。