不動産売買のお礼状を出すときは、一体どのような文面が良いのでしょうか。
出す相手によって、やはり文面は異なってきます。
ここでは不動産売買が成立した時に、不動産会社・営業マン・お客様などに出すお礼状の文面の例文をまとめています。
目次
不動産売買に関するお礼状|お礼状の基本マナー
不動産関係のお礼状は、取引先の不動産会社や、担当している営業マンに出すのが基本です。
またお客様へのお礼にも使用します。
お世話になったときを中心に出すことが最適です。
そしてお礼状を出す時にもタイミングが重要であり、最もいいタイミングは、相手にお世話になったり契約が成立したりといった節目です。
事後報告を兼ねるときもあるので、なるべく1ヶ月以内には送ります。
便箋・はがきともに白無地の縦書きを使用します。
どちらでも問題はありませんので、報告が多いか少ないかで判断すると的確です。
メールの場合も午前であれば当日夕方まで、午後であれば翌日午前中までに送りましょう。
不動産売買に関するお礼状|不動産会社へ送る場合
まず自身の名前や、取引先であれば会社名の2つをきちんと書きます。
タイトルにも「仲介のお礼」など具体的なタイトルであれば、紛らわしさなどがなくなります。
ここでは仲介して貰ったときの例文です。
この度は大変お世話になりました、ありがとうございました。
先日(お客様の名前)様と(取引内容)のことで合意に至り、契約することとなりました。
(担当者)様には心より感謝申し上げます。
取り急ぎご紹介のお礼と報告まで申し上げます。
担当者との付き合いによって、ある程度文面の変化はあっても問題ありません。
最後に自分自身の署名も忘れないようにしましょう。
不動産売買に関するお礼状|営業マンへ送る場合
営業マンに送るお礼状は、個人に送る手紙のように、季節の挨拶などを入れる場合もあります。
ここでは契約が成立したお礼を送る場合の文面です。
先日はご多忙のところ、二度もお打ち合わせのお時間をいただき、誠にありがとうございました。
そして、この度お取引を承り、心から厚く御礼申し上げます。
またお仕事をご一緒させて頂く機会がございましたら、その際にはどうかよろしくお願い申し上げます。
不動産会社に送るお礼状に似ていますが、多少個人的な内容が入っても、営業マンに送るお礼状の場合には差し支えありません。
相手との日頃の付き合いによって変更します。
不動産売買に関するお礼状|お客様へ送る場合
個人の自宅を不動産で売買したときは、引き渡した後にお礼状を出します。
この度はご自宅のご購入(売却)契約いただきまして、誠にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
行き届かない点も多々あったことと存じますが、無事にお引渡しが完了したことをもってご容赦いただければ幸甚でございます。
続く言葉として書類に関することや、連絡に関すること、これからに関することをまとめてお礼状として書きます。
主に相手が取引をしてよかったと思う文章や、自分が取引してよかったと思っている、といった内容でまとめてあると、適切なお礼状になります。
不動産売買に関するお礼状|注意したいこと
お礼状はなるべく早めに相手に届くようにするのが基本です。
同じ報告でも、進行中の報告と事後報告では意味が異なってきます。
事後報告は1ヶ月以内に出せば問題ありませんが、進行中の出来事の報告であれば、なるべく進展があって3日以内に届くようにするのがマナーです。
またお礼を渡すタイミングは、不動産の場合はすべての手続きが終わってからが、最も適しています。
物件に関する引き渡しや、引っ越しといった手続きが終わってから、お礼状を出します。
あまり早いタイミングや遅いタイミングに出すと、お礼状も失礼なものになってしまうことがあります。
不動産売買に関するお礼状|まとめ
不動産売買に関するお礼状の文面も、基本的には他のお礼状と大きく変わる部分はありません。
取引してよかったと思うことや、おかげさまで取引が成立しましたという感謝の気持ちを相手に伝えることが目的です。
また最後にお礼状を送るときは、きちんと署名を入れておきましょう。
署名を入れていないと、取引先の誰であったのかわからず、取引に影響が出ることがあるためです。
適切なお礼状で、きちんとした信頼を築くことも可能なのです。