アパートで「即入居」というのは、どれくらいで実際に入居が可能なのでしょうか。
急いで引越しをしなければならない場合などは、契約してなるべく日を空けずに入居したいものですよね。
今回は、即入居可のアパートの実態をご説明していきたいと思います。
目次
アパートの即入居 どれくらい|「即入居」の意味
即入居可と謳っているアパートは多いですが、あくまで実際に住めるのは契約が完了してからです。
親切な広告ですと即入居の備考に「諸手続き完了後」となってしますが、この手続きが早くても4~5日はかかります
その間には審査などもありますので審査に時間がかかればその分入居は遅れます。
提出しなければならない書類も多いので、予め必要な書類は用意し、初期費用は保証人にも目処を立てておかなければなりません。
また、あくまでも契約後には引き渡しが行われるだけなので実際に住むとなると電気や水道の手続きもしなければならないので、すぐに新生活ができるとは限りません。
アパートの即入居 どれくらい|即入居のアパートの良いところ
即入居のアパートはメリットが多くあります。
その1つに挙げられるは計画の立てやすさです。
自分のタイミングで入居することが出来ますので、この日までに引っ越したいという希望も叶えやすいです。
例えば今の家を退去しなければならない場合や、転勤等で引越しの期日が決まっている場合は即入居のアパートを選ぶことになります。
また、すぐに入居できるということは、現在誰も住んでいないということですので実際のお部屋も内見出来ます。
前の入居者がいたりクリーニング中ですと、中を見ないまま契約することになるケースもあるので、実際に見ないと納得できない人は即入居のアパートを選ぶべきでしょう。
アパートの即入居 それくらい|気をつけたいところ
即入居のアパートで気をつけたいのは、いつから空いているのかです。
前の人が退去して間もないお部屋なら問題ありませんが、長期的に空室の場合は何か大きなデメリットがあるのかもしれません。
日当たりや収納は内見でしっかり確認し、周辺の相場とズレていないかもしっかりと確認しましょう。
また部屋は使われないとどんどん劣化していきます。
マメな管理会社であれば空室の期間もしっかり換気などのメンテナンスをしてくれていますが、放置されているとカビなどの問題も発生します。
内見で気になった点は遠慮せずにしっかりと不動産会社に確認するようにしましょう。
アパートの即入居 どれくらい|入居のどれくらい前から契約できるの?
即入居できるアパートだからと言っても、いつでも自由に決めていいわけではありません。
即入居のアパートの契約は早いもの勝ちです。
予約をすることはできません。
例えば引越しをするのが3カ月後だとした時に、いくら気に入ったお部屋があったとしても事前に契約しておくことはできません。
もちろん貸主が認めれば構いませんが、通常はその期間は貸主にとっては賃料が発生しない期間になってしまうのでメリットはありません。
どうしても気に入った場合は先に契約を済ませて、入居していなくても賃料は払うようにしなければなりません。
賃料は契約日から発生するのが一般的ですので注意してください。
アパートの即入居 どれくらい|引越しのどのくらい前から探せばいい?
即入居のアパートに限って考えれば実際に引っ越したい日の1ヶ月前くらいからは探し始めるのがベストでしょう。
申し込んでから契約までは余裕を持って10日はみておきたいです。
ライフラインの契約を済ませることも考えると2週間はかかると思っておきましょう。
そうすると部屋さがしに使えるのは3週間ほどです。
実際は毎日内見するわけではなく、休みの日だけ不動産会社に行くと考えると最初の2週間で候補を絞って3週目で決断をするといったスケジュールになります。
あまり早く探し始め過ぎても不動産会社も他の急ぎのお客さんを優先してしまいます。
長くても2ヶ月前くらいから始めるのが良いでしょう。
アパートの即入居 どれくらい|少し余裕を持って探しましょう
即入居のアパートは入居までの早さはメリットですが、だからと言って引越し直前に決めるのはあまりお勧めできません。
物件によってはデメリットもあるので、しっかり内見する時間も取る方が間違いのない部屋さがしになります。
不動産会社に行く前に自分でも相場を調べておくなどをして、納得のいく部屋さがしをすることができるようにしてください。