4エルディーケーの間取りのマンションはどんなタイプがあるのでしょうか。
4エルディーケーはリビングルームおよびダイニングキッチンとは別に個室が4部屋ある間取りをいいます。
マンションに入居する際、この4エルディーケーの間取りは部屋数が多く、占有面積も80~95㎡ほどの広めの物件が多いため、ファミリーにとっては大変魅力的です。
そこで、4エルディーケーの間取りにはどんな特徴があるのかをみていきましょう。
目次
4エルディーケーの間取りのマンション|4エルディーケーのマンションの特徴
4エルディーケーのマンションは、マンションとしては広めですが、戸建てと比較すると特別広いというわけではありません。
しかしながら、4エルディーケーマンションの場合にはその構造上、角部屋の場合が多く、各部屋に開口部が設けられており、2面採光で明るいだけでなく、通風にも有利な特徴があります。
一方、4エルディーケーの間取りには2階など階層のあるメゾネットタイプの間取りがありますが、これは敷地に制限がある場合などにみられるものです。
このような特徴を踏まえたうえで4エルディーケーのマンションを選ぶ際にまずポイントとなるのは、何人で生活するのかという点です。
4エルディーケーの場合、個室が4つ確保されているので単純に大人が4人で生活することが可能ですが、部屋の配置によってはそうでない場合もあります。
これはたとえば、リビングルームと完全に独立していない和室などがある場合です。
このように、同じ4エルディーケーでも、将来の家族構成を想定し、それに対応できる間取りを選ぶことがマンションを選ぶ上でのポイントといえます。
そこで、マンションにおけるさまざまな4エルディーケーの間取りをみていきましょう。
4エルディーケーの間取りのマンション|4エルディーケーの間取り①シェアハウス向け
代表的な4エルディーケーの間取りとしては、玄関の先に廊下があり、そこからアクセスできる部屋が3つ、もう1部屋はリビングルームに面しているタイプがあります。
3つの部屋への移動はリビングルームを通らなくても可能なため、個室のプライバシーが確保されているのがメリットといえるでしょう。
一方で、リビングルームに面している部屋は和室などで、家族団らんのスペースや、来客時の応接間としても利用できます。
4エルディーケーの間取りのマンション|4エルディーケーの間取り②少人数のファミリー向け
次に、1部屋は①同様リビングルームに面していますが、他の3部屋がリビングルームの奥にあるタイプです。
各部屋はリビングルームからドア1枚で隔てられているだけなので、プライバシーは低めですが、子どもが帰宅した際などに自室へ入るには必ずリビングルームを経由するので家族のコミュニケーションが図りやすいというメリットがあります。
また、部屋同士がバルコニーで繋がっている場合もあるので、屋外空間を活用しやすいのも特徴です。
4エルディーケーの間取りのマンション|4エルディーケーの間取り③大人数のファミリー向け
リビングルームに面して2部屋があり、中央の玄関を挟んでもう2部屋が配置されている間取りもあります。
この間取りの特徴は、プライバシーが確保されている部屋と開放的な部屋がそれぞれがあるので、家族構成の変化によって柔軟に部屋の用途を変えられる点にあります。
たとえばリビングルームに面した部屋を子ども用の部屋にしておけば、独立した後はリビングと一体化させ、来客時の応接間として利用することも可能です。
一方、反対に玄関を挟んだ部屋を子ども部屋とすれば、最大6人程度の家族構成でも対応することができます。
4エルディーケーの間取りのマンション|4エルディーケーの間取り④2世帯向け
200㎡を超える4エルディーケーになると、リビングルームは75㎡以上になる場合もあり、友人をたくさん招いてパーティをすることもできるような贅沢な物件となります。
廊下も広く、収納も十分で、洗面も2人が同時に身支度できるような広さがあります。
また、玄関や水回りも完全に分離している物件であれば2世帯住宅として活用することもできるでしょう。
ただし、室内が非常に広いため、光熱費や維持費なども考慮しておかなくてはなりません。
このように一口に4エルディーケーのマンションといっても間取りのタイプによって使い勝手は大きく異なってきます。
このため、4エルディーケーの物件を選ぶ際には、どのような家族構成で、どのような生活を送り、それが将来どのように変化していくかも考慮しておくとよいでしょう。