マンションの内覧会で、狭いと感じたことはありませんか?
マンション探しをされている方の中には、何度も内覧会に足を運んでいる方も少なくありません。
モデルルームの雰囲気が気に入り、いざ内覧会に行ってみると、思っていたより狭かったと感じる方が多くてがっかりした。
そんな風に感じるのはあなただけではありません。
それには次のような理由があります。
目次
マンションの内覧会 狭い|モデルルームの視覚効果
初めてモデルルームへ行くとどうしても広く見えてしまうものです。
実はそれにはいろいろな理由があるのです。
例えば、3LDKと4LDKのどちらも含まれたマンションの場合、3LDKを希望していた方は、モデルルームは、一番広いタイプの窓が多いです。
このような部屋は、角部屋が選ばれます。
つまり最も広く見える、さらに魅力的な部屋が選ばれるわけですから、当然なのです。
販売員は、まずはこのような一番魅力のある部屋で顧客の気を引いて販売戦略をしているわけです。
よく果物は一番良い商品を試食用に出すとも言われますが、マンション販売でも全く同じ手法が使われるので、顧客がさらにその上をいくなら、こういった視覚効果に騙されないようにしないとなりません。
マンションの内覧会 狭い|モデルルームの選ばれ方のため
モデルルームは次のようなお部屋が設定されます。
一つ目は、全タイプのなかで最も広くて、美映えが良いことが必須です。
そのためとても魅力的に見えるということです。
二つ目は、メニュープランなどで4LDK3LDKなどのタイプとして見せることがあります。
この場合、和室を無くしたりすることもあります。
三つ目は、部屋数を減らさない場合は、1部屋を別の部屋、例えば書斎などにしてリビングを広く見せることがあります。
これも家を広く見せるためです。
四つ目は、まさに視覚のマジックなのですが、開放感がある写真などを飾るということです。
これだけで広く見えます。
五つ目は、家具などをなるべく置かないようにして、空間を妨げないということです。
マンションの内覧会 狭い|モデルルームの天井が高いから
モデルルームのもう一つの特徴は、一番はやはり天井を高くした効果です。
天井が高いと開放感が増して、とても広く見えるものです。
車などでも天井が高い車は、広く感じますよね。
これは感覚的効果を狙ったものです。
そして訪問客の方が広々と感じるように高層階などで設定することもあります。
例えば、天井のほうは、マンションによってできるところとできないところがあるので、必ずしもそうではありません。
そして、吹き抜けの階段などがあればさらにいうことがありません。
まさに、モデルルームは縦と横、空間を最高まで広く感じられるように設定されているのです。
マンションの内覧会 狭い|モデルルームのセールストークのせい?
そしてもう一つ忘れてはならないのが、販売者の巧みな話術です。
住宅メーカーはできるだけ広いと思わせるためにいろいろな工夫をします。
例えば、「今はこういった設計になっているけれども、階によってはもっと広いと感じられます」などと言って、実際にはさらに広いことをPRするかもしれません。
また、感情面にうったえるために、いろいろ良いポイントなどを並べて気をよくさせるかもしれません。
なんとなく、ここはいいいところだなと思わせることで、広く感じられるのです。
また、マンション購入ではありがちなのですが、このようなモデルルームは安く購入できるなどもメリットがあるので、さらに魅力的に見えることがあるでしょう。
マンションの内覧会 狭い|こんなことを注意しよう!
このように言葉巧みに広いと感じさせられてしまわないように、かならず実際の図面をみながら話をするようにしましょう。
各階の部屋の図面が準備されているはずですので、それぞれの部屋について質問しましょう。
同じ階でも微妙に広さが違います。
そして広さは、実際の広さより狭いと感じることもあるので、必ずモデルルームだけ見て決めてしまわないようにしましょう。
まだ出来上がっていないとかいうことがあっても、実際の部屋を自分の目で確かめるまでは、広さも確実ではありません。
そして、家具などを置くとさらに狭く感じるはずですので、注意しましょうね。
マンションの内覧会 狭い|実際の部屋を見ることが必須です!
このように内覧会に訪れると、モデルルームで見ていた時よりも狭くてガックリなどということが良く起こるのです。
そのようなことにならないように、モデルルームはあくまで参考程度にみることにして、実際の部屋をしっかりとチェックしなければなりません。
また、自分の候補の部屋を内覧会で見るまでは、早々に契約などはしないようにしましょう。