マンションのユニットバスの耐用年数

マンションのユニットバスの耐用年数は15年が目安になります。

15年たったからすぐに使えなくなると言うものではなく、日々のメンテナンス状況によっても寿命が変わってくるのがポイントです。

管理方法を覚えればより長持ちさせることも可能なのです。

マンションのユニットバス耐用年数はあくまで目安

マンションのユニットバス耐用年数は15年といわれていますが、これはあくまで目安になります。

部分的にでも劣化が進んでいれば耐用年数を下回る期間で交換が必要になる場合があるほか、メンテナンスがしっかりとしていれば15年以上持つケースもあります。

交換の目安になるのが壁のひび割れやカビなどが原因のにおいなどです。

カビのにおいがとりきれない場合は見えないところまでカビが広がっている可能性が高くなり、内部で劣化が進んでいる可能性もあります。

ケガや建物自体の傷みを防ぐ意味でも早めの対処が必要になってくるのです。

マンションのユニットバス耐用年数が大きく下がるケースも

マンションのユニットバスでもっとも気をつけたいのが、壁と浴槽をつなぐコーキングの劣化です。

コーキングは水などがすき間に入り込むのを防ぐ充填剤になりますが、コーキングが劣化してしまうと本来水が入らない場所に水が入るようになってしまいます。

カビの繁殖などを招いて悪臭の原因になるほか、高い湿度をこのむシロアリなどが進入しやすくなるなど大幅な耐用年数の低下を招くことがあるのです。

ユニットバスだけでなく建物の価値にも影響を与えかねないため、コーキングに問題がある場合は早めに対処していく意識が必要になるのです。

マンションのユニットバス耐用年数を増やしたい場合は

マンションのユニットバスの寿命を延ばし、耐用年数を増やしたい場合は日々のメンテナンスが重要になります。

浴槽にたまる皮脂などは雑菌やカビが繁殖する栄養源になってしまうので、こまめな掃除が大切になります。

また、早めに浴槽をあらって乾燥させるだけでもカビの繁殖を防ぐことができます。

お風呂に入り終わった場合はすぐにお湯を流してしまい、冷水をかけて温度を下げてしまうのも方法です。

カビは高温多湿を好むため、冷水で流すだけである程度繁殖を防げるからです。

こまめにお湯を捨てることや、換気扇で通気を良くすることも対策の一つになります。

マンションのユニットバスは排水溝の管理でも耐用年数がかわる

マンションのユニットバスの耐用年数を上げるためには、排水溝の管理も大切になってきます。

排水溝の管理がずさんだと悪臭の原因になりやすく、排水溝周りのタイル割れなどの原因にもなるからです。

カビの繁殖で接着剤が侵食されるなど、管理をしなければ耐久面に影響を与える場合があるのがポイントになります。

基本的なこととして排水トラップと呼ばれる髪の毛などを排水溝の周りで集めるものをしっかりと手入れすることが大切になります。

髪の毛などがたまっている場合はすぐに捨てなければ、排水溝周りが乾燥しにくくなり、カビなどの劣化の原因になります。

髪の毛などが排水口にすでにながれている状態の場合は排水自体が悪くなるなど、さらなるトラブルに繋がりかねないため注意が必要なのです。

マンションやユニットバスの耐用年数をあげたいなら早めの行動を

マンションのユニットバスの耐用年数を上げたいのであれば、劣化しやすい部分から補修していくのは一つの方法です。

とくにコーキングは劣化が進むケースが多く、耐用年数が10年から15年程度となっています。

壁や浴槽が使えても、コーキングが弱ってから一気にすすむケースもあるため、早めに補修などで手を加えた方が良いのです。

10年を一つの目安として、定期的にチェックをすることは大きなプラスです。

コーキングに傷がついてしまっている場合や、部分的にはがれている場合は市販のコーキング剤などを利用して補修するのも方法です。

全体的に傷みが激しい場合や作業に自信がない場合は専門業者に依頼するのもおすすめです。

マンションユニットバスの耐用年数は工夫次第で伸ばすことができる

マンションユニットバスの耐用年数は工夫次第で伸ばすことができます。

特にカビやにおいが原因で劣化が進むことが多いため、こまめなメンテナンスが大切になります。

コーキングの寿命や、浴室の温度管理も重要で、入浴が不要な場合はすぐにお湯を抜いて湿気がたまらないようにするだけでも掃除の手間が変わってきます。

入浴後に冷水のシャワーで壁や浴槽を軽く流すだけでも違いが出ることがあるのです。