マンション9階の住み心地について、メリットやデメリットという視点から調べてみました。
分譲マンションを購入する時や賃貸マンションに入居する際には、物件の場所や間取りはもちろんですが何階を選ぶかもとても大切な問題です。
同じマンションで同じ間取りであれば上に行けば行くほど人気があり、分譲価格や家賃も上がるのが一般的です。
しかし低層階には低層階の良さもきっとあることでしょう。
意外なことにマンション9階というのはベストな選択肢といえるかもしれません。
目次
マンション9階の住み心地ってどう?メリット①
マンション9階に住んでいる一番のメリットはやはり日当たりと眺望でしょう。
一般的にマンションの9階と言えば25m~30mくらいの高さになります。
そのくらいの高さであればまず日の光が遮られることはまずありませんし、窓やバルコニーから見える眺めは抜群でちょっとした自分だけの展望スポットです。
もちろんそれ以上の高層階の方が眺めはよいですが、9階でも十分眺めは綺麗です。
マンションが建つ周辺の立地はそれなりの住宅街でしょうから、夜になれば窓から見える夜景も格別でしょう。
夏になればいろいろな所であがる花火も見えることもあるでしょう。
マンション9階の住み心地ってどう?メリット②
マンションの9階ともなると周りに同じくらいの高さの建物はそうそうありませんし、例えば団地などで周囲に同じくらいのマンションがあったとしても、おそらく充分に距離が離れているはずですから、部屋の中を覗かれる心配は皆無です。
カーテンや窓を全開にして生活していても全く問題ありません。
また高層階とほどではないものの、下を走る車の走行音や人の話し声もほとんど聞こえないため比較的静かで落ち着いた住環境といえるでしょう。
こちらの会話を聞かれる心配もありませんので、多少大きな声で会話していたとしても外の人に聞かれる心配はありません。
マンション9階の住み心地ってどう?メリット③
マンションの9階であれば防犯面でも比較的安心と言えるでしょう。
もちろん9階といえども上階やベランダから侵入される可能性はゼロではありません。
しかし低層階に比べれば圧倒的にそのリスクは低いでしょう。
玄関の戸締りさえしっかりしておけば、侵入される心配はほぼないと考えてよいでしょう。
風通しの良い日であれば窓を開けたまま寝ることも可能です。
また虫の侵入も全くないわけではありませんが低層階と比べれほとんどないため、虫が嫌いな人にもおすすめといえます。
もちろん高層階になればなるほど侵入されるリスクも虫も減ります。
マンション9階の住み心地ってどう?デメリット①
マンション9階に住む一番のデメリットは、やはり日々の生活にエレベーターが欠かせないことでしょう。
エレベーターがなければ登るのはもちろん、外へ行くために降りるのも一苦労です。
いつもエレベーターを使えばいいじゃないか、と思われるでしょうが、年に数回はメンテナンスのためにエレベーターは使用できなくなる日がありますし、地震や強風などで停電してしまえばエレベーターは使えません。
また朝の出勤時間ともなると、時間がないにもかかわらずエレベーターがこない、というストレスもあることでしょう。
ただし9階程度であれば階段を使って昇り降りできない高さではありません。
これ以上の高層階になると階段を使っての昇り降りは難しくなりますが、9階程度であればギリギリ階段を使って生活できる範囲でしょう。
マンション9階の住み心地ってどう?デメリット②
これはメリットでも紹介した内容でもあるのですが、マンション9階ともなると日差しを遮るものがなくデメリットにもなりえます。
夏の日差しが強い日は特に部屋の中はとても暑くなり、なかなかエアコンが効かないといったこともあります。
暖かい空気は上に行く傾向があるため、風が吹いたとしても生暖かい風が吹きます。
また大きな地震が起きたときにはマンション9階ともなると低層階と比べて地震の際は揺れが大きくなる傾向にありますし、万が一火災が起こった時など飛び降りて避難することは不可能です。
また9階ともなると誤って落下した場合まず助かりませんから、小さいお子さんがいる家庭であれば窓やバルコニーから子供が落下しないようにより細心の注意が必要になります。
マンション9階に住むメリット・デメリットのまとめ
どこに住むにしてもメリットとデメリットがあり、それはマンションの何階に住むかといった点でも同様です。
マンションの高層階でも低層階でもそれぞれ良い点、悪い点があり、一概にどちらがよいとも言い切れません。
しかしいろいろ調べてみると、マンション9階程度のフロアは高層階に住むメリットに近いものを享受しつつ、デメリットもおさえることができるいいとこ取りのベターな選択肢といえるかもしれません。