マンションにディスポーザーは後付けできるのでしょうか?分譲マンションにおける人気の設備にディスポーザーがありますが、初めからついてないマンションの場合「後からつけたい!」と思う人もいることでしょう。
またディスポーザーを後付けすることでトラブルが発生することがあるのでしょうか?
目次
マンションにディスポーザー後付け|そもそもなに?
ディスポーザーとは台所のシンクの排水口に装着する生ごみ処理機です。
ディスポーザーの中には高速回転するハンマーがあり、それによって投入された生ごみを細かく砕き、排水として下水と一緒に流すことができます。
ディスポーザーは1927年にアメリカで誕生し、それ以降大人気になりましたが、日本でディスポーザーが普及したのは1970年以降と言われています。
最近のハイソな分譲マンションではディスポーザーを最初から装備しているところも多いようです。
処理された生ごみはもともとの量よりかなり圧縮され少なくなるため、ゴミが大幅に減り環境にも優しい技術と言われています。
マンションにディスポーザー後付け|幾らくらいかかるの?
実際にディスポーザーを使っている人の話やネットの口コミをみて自宅にもディスポーザーを付けたいと思った場合、初めからディスポーザーが付いていないマンションに後から付けることは可能なのでしょうか?結論から言えばディスポーザーの後付けはシンク下にスペースがあれば技術的には可能です。
後付けのディスポーザーの取り付けにかかる費用は安いもので5万円、高価なものであれば10万円くらいが目安です。
もちろん依頼すればディスポーザーを付けてくれる業者もありますし、DIYに自信がある方ならばインターネット通販で購入して自分でつけることも可能です。
マンションにディスポーザー後付け|メリットは?
ディスポーザーをを取り付けるとどんなメリットがあるのでしょうか?まず第一に、生ごみの処理が非常に楽になります。
出てきた生ごみはディスポーザーに捨てるだけ、わざわざ集めて生ごみ用のごみ箱に捨てる必要がないのです。
ごみの集積場がマンション内にあり毎日捨てることができるマンションであればよいですが、一般的なマンションはごみの収集は毎日あるわけではなく、夏になると生ごみ入れは非常に嫌な臭いをだします。
しかしディスポーザーがあれば臭いとは無縁の生活を送れます。
コバエや虫が湧くような心配も一切不要です。
またシンクに置く生ごみ用の三角コーナーを置く必要がないのでシンクを広く使うことができますし、生活感も消すことができます。
マンションにディスポーザー後付け|デメリットは?
マンションにディスポーザーを後付けするデメリットはあるのでしょうか?ディスポーザーが初めから装着されているマンションの場合であれば、配水管の途中に細かく砕いた生ごみのカスをキャッチするための処理槽がありますが、後付けディスポーザーを個人で付けた場合そのような処理槽を付けることは不可能です。
そのため、細かいゴミは下水と一緒に流れることになります。
普通のマンションの場合、台所の排水管はゴミを流すことを想定していません。
これらの物を流すと排水管のつまりやヌメリ、環境汚染につながります。
そのためマンションによっては利用規約においてディスポーザーの後付けを全面的に禁止しているところも多くあります。
マンションにディスポーザー後付け|トラブル紹介
マンションにディスポーザーを後付けしたことによって起こったトラブルについて紹介します。
ディスポーザーが初めからついていないマンションの排水管は生ごみを流すような仕様ではありませんし、繊維質なものや硬いものは砕くことができません。
これらのものを流したことによりマンションの排水管がつまり、多くの住戸に多大な迷惑を掛けてしまったとのことです。
管理組合で「利用規約で禁止されているディスポーザーを付けている人がいるのではないか?」と問題になり、特定はされなかったものの一度つけたディスポーザーを外さなければならない状況になってしまったとのことです。
マンションにディスポーザー後付け|やめたほうがいい?
ディスポーザーを後付けすることにはメリットもありますが、当然デメリットもあります。
そしてそのデメリットによる影響は多大なもので、同じマンションに暮らす多くの人に迷惑をかけます。
そのためディスポーザーの後付けを禁止しているマンションも少なくないようです。
もし利用規約で禁止されているのであれば絶対に装着すべきではありません。
マンションは集合住宅ですから最低限のルールを守る必要があるのです。