マンションの内覧会でがっかりするのはよくある事なのでしょうか?
内覧会といえば新しい住まいへの期待に胸を膨らませて出かける楽しいイベントです。
将来の住まいになるかもしれない部屋を幸せな暮らしが頭に浮かび心がウキウキするものです。
しかし、実際にマンションの内覧会に出かけた人に感想を聞くと幸せどころかがっかりさせられたという人が多く見られます。
マンション内覧会でがっかりする、というのはよくあることなのでしょうか。
目次
マンションの内覧会でがっかりする|内覧会で突きつけられる理想と現実
マンションの内覧会では自分の目で実際に購入候補となる物件を確認できます。
一生で一番高額な買い物であるマイホームですから購入前に直接確認するのはとても意義のあることです。
図面や資料だけではわからない物件の本当の姿をチェックできるのは内覧会だけです。
マンションの内覧会ではこれまで憧れていた理想のマイホームの姿と現実的に購入できる物件の差をまざまざと見せつけられます。
広さや間取り、立地などマンションに求める理想像はさまざまですが内覧会で確認できる物件は頭のなかで想像した理想の物件よりの確実に条件は劣ります。
現実を見るというのはとても大切なことですが同時に少なくない精神的なショックを伴います。
理想と現実とのギャップを突きつけられるのですから、多少なりともがっかりするのは当然です。
マンションの内覧会でがっかりする|立ちはだかる予算の壁
マンションの内覧会でがっかりしがちな理由としてあげられるのが予算の問題です。
マンションを購入するのに予算に糸目をつけない、というわけには生きません。
購入希望者は年収や貯金額から購入できる上限金額を決めて予算の範囲内で物件を探しますが、内覧会は現在の予算で買えるマンションの現実的なレベルを見せつけられる場になります。
特に立地にこだわって物件を探している人は、物件の広さや間取りなどの条件面でいくらか妥協しないと予算内で物件を見つけることができません。
内覧会では予算の割に狭く感じる物件を見ることになり、予算の限界をまざまざと見せつけられてがっかりすることになります。
安い価格で購入できる掘り出し物物件は早々あるものではありません。
予算なりの物件というのは必ずしもすべての面で満足するものではないのでがっかりするのは避けられません。
マンションの内覧会でがっかりする|内覧会とモデルルーム見学の違い
マンションの内覧会とモデルルーム見学は似ているようで全く異なるイベントです。
内覧会は実際い購入するマンション物件の実物をチェックします。
当日は現地に赴いて売りだされている物件を直接見て回ります。
中古物件の場合は前の住人が生活していることもありますが、購入する実物を見学するのが内覧会です。
モデルルーム見学は内覧会とは違い物件の現物を見るのではなく、業者がサンプルで用意した部屋を見学します。
間取りや内装なども実際の物件を再現しているものの100%同じというわけではありません。
場合によっては実際よりも広く見えるようインテリアや照明に工夫をこらしているモデルルームもあり、おおまかな印象は感じられるものの基本的には別物であるということを意識しておく必要があります。
モデルルームは見学者に好印象を与えるためにいろいろ準備していますが、内覧会ではよく見せる工夫や準備はされていません。
モデルルームで部屋の広さや明るさを実際よりも良いものだと思って内覧会に出かけると、実物物件とモデルルームの印象の差にがっかりする可能性があります。
マンションの内覧会でがっかりする|周辺環境の影響で印象が下がることもある
現地に出向いて部屋を確認する内覧会では、物件そのものだけでなくマンションの共有部分や周辺環境などもチェック対象になります。
駅からの距離や周辺地域の雰囲気、商業施設の充実度や人口の多さなど内覧会は室内以外の条件もチェックできる貴重な機会です。
必然的に内覧会の感想は室内の様子だけでなくマンション外の様々な条件も影響するため、物件そのものは魅力的でも周辺環境の印象が悪ければ全体の印象が下がってがっかりすることになります。
どんなに素晴らしい物件でも周辺環境が悪ければ価値は大きく下がります。
現実的にその物件で暮らすことを考えると周辺地域のチェックは非常に重要な意味を持ちますが、物件とのギャップが大きいとがっかりと気落ちしてしまうのはしかたのないことです。
マンションの内覧会でがっかりする|人は長所よりも短所の方が印象に残りやすい
長所よりも短所のほうが印象に残りやすい、というのもマンションの内覧会でがっかりしてしまう理由の一つです。
人間の基本的な性質として、優れている長所と劣っている短所を同時に発見すると短所のほうが強く頭に残ります。
99%完璧でも1%のマイナスがあるとマイナスばかりが印象に残って実際よりも価値を低く感じてしまう、というおは老若男女を問わず広く一般に見られる傾向です。
内覧会でマンションに短所を見つけてがっかりすることはよくありますが、あまり気にする必要はありません。
キズや汚れが目についても入居前にクリーニングすればきれいな状態で引き渡してもらえます。
部屋を狭く感じたとしてもイメージだけで実際には十分な広さがあるケースも少なくありません。
完璧に条件が整った物件などほぼ無いのですから、欠点を気にしてがっかりするよりも物件の持つ魅力や可能性を評価したほうがいい物件を見つけやすくなります。
マンションの内覧会でがっかりする|マンション内覧会の意義
マンション内覧会は購入する物件の実物を見るために開かれます。
イメージとのギャップ止めについた欠点でがっかりしてしまうこともよくありますが悲観する必要はありません。
重要なのは、なぜがっかりしたのか原因を自分で認識することです。
広さや価格、周辺環境や汚れなどがっかりする原因はいろいろですがなぜそう感じたのかをきちんと認識しておけば有効な対処を取ることができます。
がっかりに全く対処できないということはほとんどありません。
がっかりの原因を知ることでマンションに求める姿が明確になればよりよい物件選びへとつながります。